代表挨拶

ご挨拶

社会性と事業性と少しばかりの革新性を

関内イノベーションイニシアティブ設立当初は、主としてmass×mass関内フューチャーセンターの施設運営、ソーシャルビジネスの担い手育成事業を展開しておりましたが、今ではそこから派生して、横浜発プロジェクトの資金的支援としてのクラウドファンディング事業、活動場所を横浜に限らないコミュニティデザイン事業、WEB制作などのブランディング支援事業など拡がってきたこともあり、この度新たに関内イノベーションイニシアティブとしてのWEBページを制作することにいたしました。

当社が企画実施した講座の修了生は1000名を数えるまでになりました。これら修了生のうち約1割は、横浜やその他の地域で株式会社やNPO法人を設立し実際に事業展開されています。
当社はこうした人材育成事業などの委託事業を通して横浜市、川崎市、神奈川県など自治体との関係も少しずつ実績を積み上げてきております。
また、コワーキングスペースやシェアオフィスに入居されている主としてスタートアップ期の事業者が施設を利用してくださること、クラウドファンディングによるプロジェクト支援をしてくださる方々がおられることで、地域経済を回す一端を担う道筋を見出しつつあるのが現状です。
設立から関わる私にとっては、どちらの方向に進むかわからない運営に寄り添い、かつ戦力となってくれたスタッフ、経営陣、横浜を中心とする企業で構成される株主様があってこそ、今があると思っています。

施設の名称である「mass×mass関内フューチャーセンター」の「mass×mass、マスマス」にはさまざまな意味が込められています。

・ massとは集積の意味です。たくさんのヒトやコトの集積によって、新たなプロジェクトがたくさんに生まれますように。
・ ロゴマークの黄色い四角は付箋を意味していますが、その空白は私ども事務局が埋めるのではなく、ここに集まるヒトやコトで埋め尽くしてほしい。
・ お酒の升(ます)、お酒を大いに酌み交わそう…ですから飲食イベントも多数行っています。

開所後、ブランディングに関わってくださった天野和俊さんが考え出してくれたコンセプトです。「マスマスに行こう!」「横浜にマスマスという拠点があるよね」というように、皆さんが愛称で呼んでくれるようになったらいいねとの思惑がありましたら、少しでもそれがかなっていたらうれしく思います。

「地域で働くこと、住まうことを楽しむ」「地域をよりよくする活動を応援する」「ワクワクをたくさんに生み出す」…。

そうした活動が、しっかりとした利益を出し、社会に対して役に立ち、そして社会が良い方向に向かうための手法を編み出したり、時に現状に甘んずることなく、慣習や規制を壊したりする革新性を忘れずに、これからも事業推進に努めていく所存です。
ここ数年、私たちが拠点を構える関内関外地域がどのように変化していくのか。私たちがこの地域の業務再生を図るために設立した経緯もあることからしっかり見守り、積極的に参画していきたいと思います。
皆さまの引き続きのご指導ご支援を賜るとともに、関内イノベーションイニシアティブを、そしてmass×mass関内フューチャーセンターをよろしくお願いいたします。


関内イノベーションイニシアティブ株式会社
代表取締役 治田友香